週刊誌の存在理由---なぜ品性の無いつまらないメディアが長く続くのか。
こんばんは。シュークリーム太郎です。
今回は週刊誌の存在意義と存続する理由を考えていきたいと思います。
その前に.............
この度は、我らが愛する乃木坂46・松村沙友里(通称:さゆりんごパンチ)がスキャンダルに巻き込まれてしまい大変残念でごわす。
乃木坂46に初スキャンダル!「御三家」路チュースクープ撮 | スクープ速報 - 週刊文春WEB
乃木坂の中でも容姿良し、キャラ立ち良しのさゆりんごパンチ。
人気急上昇のアイドルは決して油断できませんね。
推しメンではなかったのですが、色々物議を醸してる現状を見ると心が痛みます。
ただファンの視点からでは理解できないことも多いのが芸能界でしょう。
そこで本日のブログ執筆のBGMには
Oasis 「Don't Look Back In Anger」を選曲します。
これまで彼女に全力を注いできたファンの皆さんも少しは気を落ち着けますよう。名曲ですよ!
〝Don't Look Back In Anger〟oasis LIVE 和訳付き with Lyrics - YouTube
かつて石田純一は「不倫は文化だ」と言いました。
しかし社会は違います。不倫は紛れもない悪徳です。今回のスキャンダルは、たとえ芸能人であってもそのモラルは疑わざるを得ません。
ただ、僕が今回取り上げたいのはそのスキャンダルをキャッチし、わざわざ「乃木坂46の10枚目シングル発売日に公表した週刊文春」、すなわち"週刊誌"です。
僕たちのような若者はあまり手に取らないでしょう。
グラビアと社会事件に関するルポルタージュ、そして芸能関連のスキャンダルが中心に掲載された雑誌です。
一言でいえば、人のプライベートをネタにして稼ぐ「品性の無いメディア」。
それが週刊誌だと思います。
これらがなぜビジネスとして存続しうるのか、週刊誌の現状と合わせて考えてみたいと思います。
1・数字でみれば落ち目の週刊誌
電子書籍の市場拡大、技術進歩が進んでいる現状において一般的に出版物の売り上げは低下しています。
かつて90年代には4000億円近くの市場を抱えた週刊誌も、現在では1500億円ほどその規模が縮小しています。各出版社がそれぞれ主要な週刊誌を発行していますが、決して好調な売り上げとは言えないでしょう。
この出版不況が週刊誌によるスキャンダル記事を増やす原因なのかもしれません。
芸能人には様々な噂、悪評、都市伝説がつきまとい、興味を持っている人間は多いです。大物芸能人のスクープを吊るしあげればこちらのもの、有能なフリーライターを雇うマネーも稼げます。一発当てることができるのが、スクープ記事でありそこまでコストもかからない芸能人がターゲットになるのかもしれません。
2・スキャンダルと"ギャップ"が大好きな人間が週刊誌を養う。
ここからは僕の自論です。軽く聞き流してください。
なぜスキャンダルは絶えないのか、大して面白くもないのに。
これは人間のある特性が非常に関わっていると思います。
それは「ギャップが大好き!!!」という性質です。
一つ例を出せばわかるでしょうか。
例えば福山雅治級のイケメンがいるとしましょう。世の中の女性はキャーキャー言いますよね!(そういうことにしといてください)
福山雅治クラスのイケメンであれば、「料理でも掃除でも何でもします!!!(ので結婚してええ!)」と人生を捧げるレベルでのファンが出てくるかもしれませんね。
そこで福山雅治がこういうとしましょう。
「僕は肉じゃがも自分で作るし、得意料理は鯛の煮つけだ。掃除だって君の分までやってやるさ(フフッ」
と。(頑張って想像してください。)
イケメンが自炊をしてスマートに家事をこなす姿、これに女性は萌えるのでしょう。
細かく言えば
「イケメン(だから誰に頼ってもいい。)なのに家事全般を女性以上にこなせる力を持つ」
これに魅かれる性質を一般に「ギャップ萌え」といいます。
男性諸君には、「生徒会長が本当は淫乱だった??」的なAVシリーズが好評であることを示せば十分です。NTRシリーズでも構いません。
現実と理想とのギャップがAVの人気作品にもよく現れていますよね。
この"ギャップ萌え"を好む人間の性質、これがスキャンダルを好む性質と一致するのかもしれません。
芸能人は一般的には、我々ブサイク国民から見れば憧れです。
清純派がいて、華やかなモデルの世界があり、将来は大物の芸能人同士、または会社経営者と結婚する姿が容易に想像できるでしょう。
しかし、実状はどうも違うようです。
清純派だって浮名は流しますし、芸能人とはいえどご近所トラブルは置きます。離婚だってするんです。
清純派と賛美された乃木坂46のメンバーが不倫騒動を起こすことだってあり得るんです!!
ここで出番なのが週刊誌。
意外と泥臭い、きな臭い、そして人間臭い「芸能人の一出来事」をネタにして、
週刊誌「皆の理想は○○なのに、実状はこんなんですよ!!!見てください!!」
と売り込む。
そして元々、理想と現実の"ギャップ"を好む消費者がこの記事に飛びつき、拡散する。
これが世間に拡散され、多くに認知される、それが出版社にとって非常に貴重な養分となるのでしょう。
世間の思惑とは違う情報を流せば、消費者は飛びつくであろう、という予想をたててショッキングなネタを流す役割、それが週刊誌なのです。
そしてそれが長期にわたって長続きする根底の要因が我々人間が持つ「ギャップ大好き!!」の精神なのではないでしょうか。
正直に申し上げると、芸能人のプライベートをネタにお金を荒稼ぎし続ける「品性に欠ける」メディアは好みません。
これらを根絶するためにはどうすればいいのか?
芸能界の現実を語る記事があろうと一切の興味関心を示さない。
そう、答えは
週刊誌の記事にむやみやたらに飛びつかない
=ガンスルーー
これが答えなのかもしれません。
長々と失礼申し上げました。